私にとって本間太郎くんは第一に天国のピアニストなわけですが、彼は職業ピアニストであり天国以外にもたくさんの現場をこなしていました。
今回は天国以外の活動で記憶に残っているものを振り返ってみようと思います。
※これまでは時系列に沿って書いてきましたが、この項では少し日時が飛ぶことがあります。
・イケメンピアニスト
2010年5月30日、代々木上原のムジカーザというホールでテレビ番組の収録があるので来ないかと誘われて行ってきました。
ピアノ連弾ユニット「Les Frères(レ・フレール)」と本間くん、そして彼の音大の同期(だったと思う)の大井健さんの4人の共演プログラムでした。
番組のタイトルは『鍵盤の貴公子 ~Prince of Piano~』で、司会の女性がオープニングで「皆さん、イケメンは好きですか?」と問いかけていたことからもわかる通り、イケメンピアニスト集めました的な、いかにもテレビらしい企画ではありました。
番組は大井さん、本間くん、レ・フレールがそれぞれ単独でピアノ演奏を披露した後、ピアノ2台で同時に連弾セッションという流れでした。
本間くんはソロでは『火祭りの踊り』を演奏したはずですが、珍しくミスをして2回やり直しをしています。リテイクをするってのもある意味テレビらしいというか。ライブだったら誤魔化して続けるしかないので。
でもレ・フレールのお兄さんの方(?)が、本間くんのテクニックをとても褒めてましたね。「あれはできない」って言ってましたから。
探したら記録も残ってました。
https://www.musicasa.co.jp/topics/2010/
・ソロピアニスト
2010年7月29日、自主企画の『一花繚乱 彩』に本間くんにソロでご出演いただきました。割と無理を言ってお願いしたような記憶があります。
はぐレ企画の「主催イベント」にもライブレポがありますが、裏レポ的なものが見つかったのでそちらを引用します。
ピアノ弾き語らない。間にMC少々。そして弾き語らない。弾いてはいるが語らない。
極めて静かな立ち上がり。ピアニッシモからフォルティッシモまで踏んでいく強弱の段階が非常に細かい。やはり彼の巧さは強弱の使い分け抜きには語れないね。
しばらくは荘厳なというか、まさしく椅子にぴしっと座って聴くのが相応しいような演奏が続いたが、途中でコロっと調子を変えて弾んだフレーズが飛び出し、俄かに身体を揺らす人が出てきたかと思うと、パっと演奏を止めて「どうも本間太郎です」と。この捻くれ者が。
ひとしきりおちゃらけたMCを挟んだ後、また弾き。前半に比べてだいぶ技巧的な演奏が目立つ。締めは十八番の「火祭りの踊り」で。


・カヴァーアーティスト
2011年3月1日、当時私が働いていたZher the ZOO YOYOGIに本間くんのカヴァーバンドに出演していただきました。確かこれは本間くん側から来た話だったと思います。
本間くん、渡部くん、ベースの大垣さんのトリオでゲーム音楽のカヴァーをするバンドをやるから、どっか良さげな日にブッキングして欲しいみたいな話だったような。
できたらちゃんとそういうコンセプトの日にしたかったんですが、あまり思ったように事が運ばず。ただメンツ的には相当本格的な顔ぶれになりました(上田哲也セッション、アングリポガチャン、る*しろう)。
本間くんたちのバンドが演奏した曲はファイナルファンタジー関連が多かったと思います。『ビッグブリッジの死闘』とかエクスデスとのラストバトルとかは間違いなくやった。
バンドバージョンではないですが、この日やったはずの1曲を発見しました。
でも彼のカヴァーといえば、他のアーティストの曲ではなく世間で話題になっているネタを曲にするものが真骨頂じゃないでしょうか?SNSに唐突にアップされることがあるので観た人も多いはず。
・MUMUキーボーディスト
本間くんはドラマーの植村昌弘さんが主宰するトリオバンド「MUMU」にも参加していました。
私は片手で数えるほどしか観ていないのですが、MUMUでの本間くんはピアニストではなくあくまでキーボーディストで、彼がピアノ音色以外の音を出していること自体が新鮮でしたね。
まーそれにしてもMUMUの曲の難しいことといったら・・・
本人も「鍛えられてる」ってよく苦笑いしながら言ってましたね。
・Polygon Head
森川祐護さんのバンド「Polygon Head」にも一時期本間くんが参加していました。(渡部くんも)
個人的に思い出に残っているのは、2014年に「FLAT EARTH SOCIETY」というビッグバンドの来日公演にゲスト出演した日でしょうか。
どういうわけか私は森川さんに撮影スタッフとして動員され、人生で初めての渋谷クワトロに裏側から入ったのでした。私と森川さんばっかり緊張してて、本間くんたちはリラックスしてましたね。
それにしてもFLAT EARTH SOCIETYって今考えると思い切り陰謀論者的な名前で皮肉が効いてるなぁ。
私の方ではこの日の記録を残していなかったので、森川さんのポストをシェアします。
・withワタベサチコ
ライブは2回くらいしかやらなかったかと思いますが、渡部沙智子さんと本間くんのデュオというのがありました。
渡部沙智子さんは確か以前に天国と対バンしたことがあった方だったと思います。
このデュオは私流に言えば「大人の天国」。
こんなこと言うとじゃあ普段の天国は何なのだ?と言われそうですが、この表現が自分の中では1番しっくりきます。実際天国の曲も演奏していましたし、宮国さんのボーカルとは違う魅力のある仕上がりになっていました。
いつだったか本間くんから唐突に電話がかかってきて、要約すると「このデュオ面白いから何か企画組んで」みたいな話をしたことがあります。
当時私はもう何年もイベントを組んでいなかったのですが、ライブを観たらちょっと気持ちが動きましたね。でも鉄は熱いうちに打たなきゃならなかった。実現できず残念です。
その6に続く?

