’S Wonderful!@真昼の月 夜の太陽(2022.03.14)

3月14日に「真昼の月 夜の太陽」で行われたスリーマンライブを配信で鑑賞した。
感想をつらつらと。

みづうみ

ピアノ&ボーカル、ギター&ボーカルのデュオ。アコースティックの歌ものというより、音響系のような印象を受けるライブ。小道具として水の入ったボールを用意していて、それをパチャパチャさせる音をマイクで拾ってエフェクトをかけると、これがなかなか良い雰囲気が出る。

どの曲でも出す音を非常に厳選していて、無駄な音が無い印象。引き算が上手ですごく好感が持てる。そして曲が美しい。
タイトルはわからんけど3曲目はザバダックを思わせるような、アコースティックプログレ調。これも良かったが、全体的にはずっしりした曲が多かった。

ツインボーカルだから必ずコーラスを入れるわけでもなく、2つ楽器があるから必ずどちらも弾いているわけでもなく、すべての曲が必要な音だけで構成されている。
これはまた観たいね。

渡部沙智子&本間太郎

また出てきたこちらの御二方。以前観たライブがあんまり面白かったので、今回も観に来てしまった。
構成としては前回と大体同じ。まずは自己紹介の歌。どっかで聴いたことあると思ったら美空ひばりだったのね。

新曲は鳩の歌。絶対音感のある本間くんが鳩の鳴き声をピアノで表現するわけだけど、歌ものであんなに違和感なく不協和音をリフにして曲にできるのはすごい。一番感心したかも。
何気に渡部さんが鳩っぽく首を前後させながら歌うのも面白かった。

みづうみとは対照的に、時々わざと台無しにするかのように必要以上に音をぶち込んでくるんだけど、それを成立させる腕力がすごいし、何が来てもブレない渡部さんのボーカルもすごい。

山崎智咲子バンド

ピアノ&ボーカル、ボーカル、ベース、サックス、ドラムの5人編成。
最初は矢野顕子みたいな感じかなと思いながら観てたんだけど、めちゃくちゃ振り幅が広かった。ただ私が言葉も音楽も知らな過ぎて、「○○っぽい」以外の伝え方が思いつかず、結局諦めた。
「ボルケーノ」という曲と、大草原ぽい曲が素敵でした。ハイ。