貴方に逢いたくて ~る*しろう~

もう長いことお会いしていないし、連絡も取っていない、SNSでも繋がっていないようなミュージシャンの方々のことが気になっている。

このコロナ禍、閉店に追い込まれたライブハウスも少なくない。たとえコロナが無くとも、バンドとはいつ解散するか知れない生き物である。かつて「はぐレ企画」のイベントやZher the ZOOのブッキングでお世話になった方々は、今頃どうされているだろうか?そう思いながら棚からCDを引っ張り出してきた。

る*しろう

「る*しろう」を初めて知ったきっかけが何だったのかは忘れたが、とにかく変ちくりんな音楽をやたらと聴き漁っていた頃に発見した。ジャズピアニスト・山下洋輔氏のコメントを読んで、何が何でも聴きたいと思った。
はぐレ企画のイベントには2008年に出ていただいた。

当時彼らのライブを観て「他の人が完コピしても、ああはならないだろう」という感想を書き残しているけれども、録音物であるCDを聴いてすらそう思う。テクニカルな演奏をしているはずなのだが、妙にゆらぎがある。

3人ともボーカリストというタイプではないが、面白味のある歌を唄う。金澤美也子さんの歌なんか半分くらいは絶叫だったりするのだが、それなのに妙に可愛い。

特に順番も意識せず、2nd(3.27830)→1st(8・8)の順に聴いたんだけど、続けて聴いてみると1stの方がキャッチーだ。所謂プログレファンにはこっちの方がウケるだろう。1曲目の「ソレイユ」から2曲目の「おんばしら」で一気に持ってかれる。強引な例えだけど、LIQUID TENSION EXPERIMENTが毎アルバム1曲目で持ってく感じに近い。

単純に曲単体で言えばこっちの方が好きなものは多い。でも今の感覚で聴くと2ndの方が「面白い」と感じる。もしやとは思うが、本当に酒を飲みながらレコーディングしたんじゃないかと思うくらい、ゆるいところはとことんゆるい。所々に挿入される「裏る*し」(それぞれの担当パートを入れ替えて行われるミニセッション)なんかはまさにそんな感じ。

「94K2(串カツ)」なんか、あのテーマで、あの導入部からなんでああいう音楽に発展するのか意味不明だけど、久しぶりに聴いたにもかかわらず「これがる*しろう印だよなぁ」と思ってしまった。

とりあえず検索かけたら皆さんご健在のようでまずは安心した。でもコロナのせいでやはりライブはあまり出来ていないようだ。ニューアルバム聴いてみたい。てか聴こう。

る*しろう(le*silo) (@le_silo) | Twitter